あいさつはお好き? 2


日常生活は演技である、

というと、

どう思いますか??


ゴフマンというカナダの社会学者は、

日常のやりとりを、

演劇に例えて理解する

ドラマトゥルギー理論を提唱しました。


わたしたちは、

いつも素の自分をさらけだして、

人と会うわけではないですよね。


会社員、友人、客、生徒、患者、夫、妻・・・

などなど、

そのときどきで、

状況に適した役割を演じているのです。


これをゴフマンは、

役割演技

といいました。


役割には、それにふさわしい演技、

すなわち振る舞い方や話し方がある、

というわけです。


タクシーに乗ったときに、

「どちらまで?」

と聞かれればスムーズですが、


「何食べますか?」

ときかれたら、ギョッとしますよね。


役割があることで、

わたしたちは、相手の出方を予想できるし、

期待した行為を受けることができるわけです。


では、あいさつの効用とはなにか??

次回に続きます!


日々のくらしとしゃかいがく

食べる、寝る、働く、遊ぶ、育てる、集まる、語る、見る、読む・・・ 日々のくらしのなかにある「しゃかいがく」の知をお伝えします。 profile pic by philipp-torres @unsplash

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