悔しいけど、ちょこザップ 4


さて、

「まっとうな」人間になる、というときの

「まっとうな」とは、誰からみてのことでしょう?


それは、国家です。

国にとって「まっとうな」人間であることが重要なのです。


なぜって?

ほんとうにざっくりいうと、


近代以降の戦争では、

規律正しく動いてくれる国民の有無が、

勝敗を決めるから、


です。


Illustrated by ユウダイ@AC-illust



つまり、


「まっとうな」

  =規律訓練された国家にとって有用な


ということ。

このことが意味するのは、


たとえ犯罪者であっても、

殺すより、

「規律訓練された人間」

として生かした方が、

国にとっては有意義なのだ、


ということなのです。


より良い(規律訓練された)人間であるよう

仕向けられる(仕向ける力が権力)ことが、

これすなわち、


「生‐権力」!!


国民をよりよく生かさせる権力、なのです!!


しかもですね、

ここでははしょりますが、

(詳しく知りたい方は、

 リベラルアーツガイド【パノプティコンとは】を読んでね~)


刑罰にとどまらず、

この意識は社会に広がって、

多くの人たちが、

自分を規律訓練することを当たり前と思い、

それを実行することにためらいがなくなっていくのです。


さあ、ここまできたら、

チョコザップの恐ろしさがわかってきましたよね??


え?

まだわからない??

「より良く訓練されるなら、

 社会も秩序が保たれていいんじゃない?」って?


うーむむむむむむむ"o(-_-;*) 


たしかに、たしかにそうですが、しかし!!

ということで、次回に続きます・・・!!



日々のくらしとしゃかいがく

食べる、寝る、働く、遊ぶ、育てる、集まる、語る、見る、読む・・・ 日々のくらしのなかにある「しゃかいがく」の知をお伝えします。 profile pic by philipp-torres @unsplash

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