「べき」はかたい?やわらかい? 4



もちろん、

これは私からの視点の反論で、

立場が変われば

また違う見方もあると思います。


例えば、

男性の中には、

「なるほど!

 男がスカートをはいたら、

 心臓がとまる、とか、血が流れるとか、

 そんなわけないのに、

 なんで、履いちゃダメなものって思ってたんだろう?

 新しいおしゃれとして、おもしろいかも!!」

って、

思う人もいるかも。


このように、

規範は、

ある人にはやわらかくても、

ある人にはかたく、

からだをしばりつけるような力ももっているのです。



とはいえ、

一方では、

規範は「かえることもできる」もの、です。


例えば、わが家では、

性別役割分業規範をかえる営みを実践中。


朝ごはんは夫(父)がつくる

わたし(母)は寝てる


ええッ!?な、な、なんですかッ、

妻ともあろうものが、

夫に朝ごはんをつくらせ、

あまつさえ、ね、ね、寝ているとは!!


と思ったでしょ?

思ったよね?


そう、それが規範です。

こんな小さな営みの中にも規範があります。


わたしも守るべき規範として、

子どもたちを送り出すのが役割、

と思ってたけど、

寝てても誰も不便をこうむることがないですし、

夫も喜んで支度してます。


(注)

(ただし、この試みがうまくいっているのは

 私の夫も規範の変化を受け入れているからで、

 もしかしたら、離婚されるかも、DVされるかも、

 国によっては殺されるかもしれません)


そう考えると、

規範はかたいけど、やわらかくもあるんですよね。


「べき」はかたい?やわらかい?

あなたにとってはどうですか?

アッサム@AC-illust

日々のくらしとしゃかいがく

食べる、寝る、働く、遊ぶ、育てる、集まる、語る、見る、読む・・・ 日々のくらしのなかにある「しゃかいがく」の知をお伝えします。 profile pic by philipp-torres @unsplash

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