ゾビゾビする運動会


今年(2024年現在)はほんとうに暑いですね!!

すでに6月あたりから暑くて、

暑さによわい私は、

もう溶けたまま生きていきたいくらいです・・・。


そんな暑さの中、

下の子の高校の体育大会が7月上旬にありました。


わたし、実は、運動会とか体育大会が

ほんとに苦手なんです。


苦手と言うのは、

自分が運動がキライということもありますが、

やってる子どもたちを「見る」のがツライのです。


例えば、わが子が小学生の時。

少学1年生は、

チェッコリの音楽に乗って、玉入れをするんですよ。

いや、ほんとにかわいいですよ?

かわいいんだけども、

それ、学校でやったほうがいいことか?

あと、

やらさせてやらなきゃいけないことか?

入場、退場の整然とした様子を見ていると、

まじでゾビゾビするんですよ。


いや、運動会が見せ場な子もいると思うんです。

だから100%否定ではないんですけども、

なんかね、

こう、

フーコーのいう「規律訓練」の匂いがね・・・

どうにも苦手なのです。


でも!

高校の体育祭に行って、ちょっと印象が変わりました。

わが子の通う高校は、あまり体育会系ではないので、

体育大会もゆる~~いかんじ。

Illustrated by NobutakaTakahashi @ AC-illust


もちろん、強制参加のダンスはあるんですけどね、

競技参加は希望制、

ランチタイムには、仮装で部活アピールリレーと、

自主的に楽しんでいる様子を感じられて、

いくぶんほっとし、

運動会アレルギーも出ず、

わが子の友達とのわちゃわちゃした様子も

ほんとうに楽しく感じました。


もちろん、体育大会自体も学校側指定の行事ですし、

強制はされているけれども、

自主性の種がちょっとでも見えていると、

ゾビゾビが軽減されるんだな~~って

新しい発見でした。


規律訓練は、社会性を身に付けるためには必要なことだけど、

そこに、どのくらい自主性をブレンドするかが大事で、

自主性ゼロではない運動会のありかたが、

もっと模索されるといいな~~。


そのためには、

親もまた、

「昔、同じことしてたよね~~!」という

ノスタルジックな「子どもらしさ」を

運動会に押し付けないことが必要かもね。

日々のくらしとしゃかいがく

食べる、寝る、働く、遊ぶ、育てる、集まる、語る、見る、読む・・・ 日々のくらしのなかにある「しゃかいがく」の知をお伝えします。 profile pic by philipp-torres @unsplash

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