家事分担と「男同士の絆」 3
大学院に合格した日、
夫が言った
「ごめんね」に、
私「!!??!!??!!」
(心の声)わりと悪妻だったけど、
なんであなたが謝ってるの???
と面食らってしまいました。
すると、彼は、
「おれはずっと家事も育児もしてると思ってた。
でも、君ほどはしてなかったことに、
やっと気が付いたよ」
と続けたのです。
このとき、
わたしは、ようやく気が付きました。
わたしが怒っていたのは、
家事・育児を「するかしないか」ではなく、
「誰と比べて」いるのか
ということだったのです。
「家事も育児もしてると思ってた」ときの
夫の比較対象は、
「ほかの男たち」
です。
「ほかの夫や父親、一般的な男に比べたら」
おれは「やってる方」だよ、と。
これを読んで、
「え、そう言うの、あたりまえじゃない?」
と思う方もいるかもしれません。
「ほかの男に比べたら、やってる方なんだから、
感謝しなよ」
って。
でも、
それっておかしくないですか?
だって、
夫が一緒に暮らしているのは、
「自分の妻」なわけだし、
家事を分担するのは、
「妻と自分」
なんですよ。
なぜそこに
「他の男」が
割り込んでくるの???
そうか!
わたしがイライラしていたのは、
「わたしのたいへんさ」を
「ほかの男」にすり替えることで、
無視されていたからなんだ!!
と、
改めて気づいたのです。
→さらに次回に続く
Illustrated by なのなのな@AC-illust
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